最初の国民投票として「憲法第67条だけの改正」に挑戦してみる。 <日本を面白くする100の挑戦>16/100
現在の多くの日本人は、「憲法を変えるのは安倍首相や自民党政権だ!」と思っている人が多いのですが、これは明らかな間違いです。
安倍首相や自民党政権は「憲法を変えたい!」と思っているだけで、実際に「憲法改正を国民に問う」発議をするのは国会なのです。
しかも「発議する」には衆参それぞれの2/3以上の合意があって初めて「国民投票が行われる」だけであって、実際に「憲法を変えるか否か」を決めるのは国民なのです。
国民投票で過半数を得なければ「憲法を一字一句たりとも変える」ことはできないのです。
もし、憲法改正の国民投票を行うとしたら、その最初は「憲法第67条だけの改正を問う国民投票」ではないでしょうか。
日本国憲法の第六十七条「内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する。」という文言を変える国民投票です。
この「国会の議決で」という6文字を「国民の直接投票で」という8文字に改正することを国民に問うのです。
「国会議員の中から」という文言を残すことで、これに「反対する議員は少なくなる」と私は予想しています。
なぜなら、党の代表にならなくても、首相になれる可能性が生まれるからです。
議席の過半数を占める政党に所属していなくても、首相に立候補することが出来るからです。
自信と人気があれば首相に無所属議員でも首相になれるからなのです。
これによって、日本の政党はその性格を大きく変わることになるでしょう。