新競技オリンピック種目「国別対抗駅伝」 『近未来用語の基礎知識2040』06
IOCの夏季オリンピック最終日の伝統種目がマラソンなら、新競技オリンピック最大の花形競技は「国別対抗駅伝」だと位置づけられている。
駅伝の元祖「箱根駅伝」は2日間の往路と復路で計10人の選手が走るが、新競技オリンピックでは1日で決着をつけるために6人でタスキをリレーする。補欠は各チームとも3人まで登録でき、当日直前の変更も認められる。
走行距離は計120km。高低差に制限は無いが、「記録の比較」のために「100m以内」に定められることが多い。
新競技オリンピックでは、大会初日に「女子の部」、最終日に「男子の部」が開催されるのが定着している。
TVの視聴率は、男女とも夏季オリンピックのマラソンよりも高い人気種目である。もちろん、各国ともマラソンと駅伝の両方に出場する選手が多いが、「駅伝で実力が認められてマラソンにも出場する」というプロセスの選手が多い。